「頭が締め付けられるように痛い」
「後頭部から首、肩にかけて重い」
「肩こりが強くなると頭痛まで出てくる」
「ズキズキする頭痛と、ギューッと締め付けられる頭痛は何が違う?」
「頭痛は整骨院で改善できる?」
頭痛は非常に身近な症状ですが、すべての頭痛が肩こりや首の筋肉の緊張から起こるわけではありません。
頭痛には、国際頭痛分類(ICHD-3)で分類される一次性頭痛と、脳血管疾患、感染症、外傷、眼・耳・鼻・歯など別の病態に伴って生じる二次性頭痛があります。一次性頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛群などが含まれます。 (ICH Develoment 3)
特に「肩こり頭痛」として整骨院で相談されることが多いのが、**緊張型頭痛(tension-type headache:TTH)**です。
緊張型頭痛では、
- 両側性の頭痛
- 圧迫感・締め付け感
- 軽度~中等度の痛み
- 日常動作で悪化しにくい
- 通常、嘔吐を伴わない
といった特徴があります。ICHD-3では、頻発性緊張型頭痛についてこれらの特徴を診断基準として定めています。 (ICH Develoment 3)
一方、片頭痛では、
- 片側性の場合がある
- 拍動性
- 中等度~重度
- 歩行や階段などの日常動作で悪化
- 吐き気・嘔吐
- 光や音への過敏
などが特徴となります。 (ICH Develoment 3)
ただし、実際の患者では両者の特徴が完全に分かれているとは限りません。緊張型頭痛と片頭痛は併存することもあり、頭痛日記などを使って、それぞれの発作を区別することが重要です。 (ICH Develoment 3)
また、緊張型頭痛では頭部周囲の圧痛、頸部筋の緊張、首・肩の運動機能低下などが併存することがあります。2025年に公表されたシステマティックレビュー・メタ解析では、片頭痛と緊張型頭痛の双方で頸部の筋骨格系機能に異常がみられる研究があり、特に慢性頭痛では筋の圧痛やトリガーポイントが多く観察されています。ただし研究の確実性は低く、首の異常が頭痛の「原因」と一方向に断定できるわけではありません。 (PubMed)
つまり、
頭痛と肩こり・首こりには関連がある一方、「頭痛=首の筋肉が硬い」と決めつけることはできません。
本記事では、緊張型頭痛と片頭痛を症状から区別する方法、後頭下筋群・僧帽筋・胸鎖乳突筋などの解剖学的関係、筋膜・トリガーポイント・頸椎可動性、自律神経やストレス、整骨院で可能な身体的アプローチ、鍼灸・円皮鍼、骨格矯正、EMS治療の位置付けまで整理します。
- 1. 緊張型頭痛と片頭痛に関する専門的概要
- 4-1. 頭部を支える頸部筋
- 15-1. 頭痛そのものの診断は医療機関が中心
- Q1. 肩こりが原因の頭痛は緊張型頭痛ですか?
- Q2. 片頭痛と緊張型頭痛はどう見分けますか?
- Q3. 後頭部を揉めば緊張型頭痛は改善しますか?
- Q4. 後頭下筋が硬いから頭痛が起きていますか?
- Q5. 片頭痛も整骨院で治療できますか?
- Q6. 鍼灸は緊張型頭痛に効果がありますか?
- Q7. 骨格矯正で頭痛は根本改善しますか?
- Q8. EMSで肩こり頭痛は改善しますか?
- Q9. 頭痛が毎日のようにあります。肩こりのせいですか?
- Q10. 突然ものすごく痛い頭痛でも肩こりだと思っていいですか?
- 調査した事実
- 本記事における考察
- 整骨院・柔道整復師について
- 当院について
- 情報の信頼性
1. 緊張型頭痛と片頭痛に関する専門的概要
1-1. 緊張型頭痛とは何か
ICHD-3では緊張型頭痛を、
- 稀発反復性緊張型頭痛
- 頻発反復性緊張型頭痛
- 慢性緊張型頭痛
などに分類しています。 (ICH Develoment 3)
頻発反復性緊張型頭痛は、3か月を超えて月1~14日程度の頭痛があり、各発作が30分~7日間続き、
- 両側性
- 圧迫・締め付けるような痛み
- 軽度~中等度
- 日常的な身体活動で悪化しない
という4項目のうち少なくとも2つを満たし、さらに通常は吐き気・嘔吐がないことなどが診断基準に含まれます。 (ICH Develoment 3)
慢性緊張型頭痛では、頭痛が平均して月15日以上、3か月を超えて続きます。 (ICH Develoment 3)
1-2. 「緊張型」という名前でも、単純な筋肉痛ではない
「緊張型頭痛」という名称から、
「首や肩の筋肉が硬くなって血流が悪くなり、それだけで頭痛が起こる」
と考えられがちです。
しかし現在の頭痛医学では、緊張型頭痛の病態を単純な局所筋緊張だけで説明することはできません。
筋・筋膜の圧痛、末梢侵害受容器からの入力、三叉神経系、頸部からの感覚入力、痛みの中枢処理、心理的ストレス、睡眠など、複数の要因が関係すると考えられています。
したがって、
筋肉をほぐすこと
は治療戦略の一部になり得ても、
筋肉をほぐせば必ず頭痛が治る
という意味ではありません。
2. 片頭痛とは何か?
2-1. 片頭痛の典型的特徴
ICHD-3の「前兆のない片頭痛」では、4~72時間続く発作について、
- 片側性
- 拍動性
- 中等度~重度
- 日常活動によって悪化
の4つの特徴のうち少なくとも2つがあり、さらに、
- 吐き気・嘔吐
- 光過敏・音過敏
のいずれかを伴うことが診断基準に含まれます。 (ICH Develoment 3)
つまり、「ズキズキする頭痛」だけで片頭痛と決めるわけではありません。
2-2. 片頭痛には前兆がある場合もある
片頭痛の前兆(aura)では、
- 視覚症状
- 感覚症状
- 言語症状
- 運動症状
- 脳幹症状
- 網膜症状
など、完全に可逆性の神経症状が出ることがあります。典型的な前兆は徐々に進展し、各症状は通常5~60分程度持続します。 (ICH Develoment 3)
例えば、
「ギザギザした光が見える」
「視野の一部が見えにくい」
「手や顔がしびれる」
などが頭痛の前に起こる場合があります。
初めて経験する神経症状、とくに40歳以降に初めて出現した前兆、突然発症した症状などでは、片頭痛と自己判断せず、脳血管障害などの除外が必要になる場合があります。 (ICH Develoment 3)
3. 緊張型頭痛と片頭痛の比較
| 項目 | 緊張型頭痛 | 片頭痛 |
|---|---|---|
| 痛み | 締め付け・圧迫感 | ズキズキ・拍動性が多い |
| 場所 | 両側性が多い | 片側性の場合が多い |
| 強さ | 軽度~中等度 | 中等度~重度 |
| 運動 | 悪化しにくい | 悪化しやすい |
| 吐き気 | 通常なし | 伴いやすい |
| 光過敏 | 原則目立たない | 起こりやすい |
| 音過敏 | 原則目立たない | 起こりやすい |
| 首肩こり | 併存することがある | 併存することがある |
| 前兆 | 原則なし | ある場合がある |
| 身体活動 | 比較的可能 | 避けたくなることがある |
この表は典型例を示したもので、個人差があります。特に「肩こりがあるから緊張型頭痛」「片側だから片頭痛」のような単一所見だけで判断することはできません。
4. なぜ緊張型頭痛では首・肩が硬くなるのか
4-1. 頭部を支える頸部筋
頭部は比較的大きな重量を持つため、頸椎周囲には常に一定の筋活動が必要です。
関係する筋肉には、
- 後頭下筋群
- 頭半棘筋
- 頭板状筋
- 僧帽筋
- 肩甲挙筋
- 胸鎖乳突筋
- 斜角筋
などがあります。
特に後頭下筋群は後頭骨と上位頸椎の間に存在し、頭部の微細な運動や位置覚に関係します。
4-2. 後頭下筋群
後頭下筋群には、
- 大後頭直筋
- 小後頭直筋
- 上頭斜筋
- 下頭斜筋
があります。
これらは頭部と上位頸椎を連結しており、姿勢制御に重要です。
ただし、
「後頭下筋が硬い=緊張型頭痛の原因」
とは断定できません。
頭痛患者と健康者の間で頭頸部筋の圧痛や筋骨格機能の差が報告されている一方、筋緊張が原因なのか、頭痛によって筋緊張が増えるのか、その双方向性も考える必要があります。 (PubMed)
5. 三叉神経と頸部からの感覚入力
頭痛を理解するときに重要なのが、**三叉神経頸髄複合体(trigeminocervical complex)**という考え方です。
頭部・顔面からの感覚情報を伝える三叉神経系と、上位頸椎からの感覚入力は、中枢神経系の近接した領域で統合されます。
そのため、
頸部からの侵害刺激
↓
中枢で感覚情報が統合
↓
頭部痛として知覚
というメカニズムが考えられます。
このため「首の状態と頭痛が関係する」ことには神経解剖学的な合理性があります。
ただし、
首を揉めば片頭痛が治る
という意味ではありません。
片頭痛では中枢神経系の病態生理が重要であり、筋骨格系への施術だけで片頭痛を治療できるとは考えられていません。
6. 筋膜・トリガーポイントと頭痛
緊張型頭痛では、
- 後頭下筋
- 僧帽筋
- 胸鎖乳突筋
- 側頭筋
- 咬筋
などに圧痛や筋緊張がみられることがあります。
2021年のシステマティックレビュー・メタ解析では、頭痛患者は健康者と比較して頭部周囲の圧痛が高く、特に慢性緊張型頭痛でその差が大きくなっていました。一方、圧痛は片頭痛でも増加しており、圧痛だけで緊張型頭痛と片頭痛を完全に区別することはできません。 (PubMed)
これは重要なポイントです。
首や肩が硬い
という所見は、
緊張型頭痛の診断そのもの
ではありません。
7. 頭痛の原因を「血流」に限定するのは適切か
「肩が凝って血流が悪くなるから頭痛になる」という説明は一般的ですが、医学的には単純化されています。
頭痛の発生には、
- 末梢侵害受容
- 神経血管系
- 三叉神経
- 中枢感作
- 皮質興奮性
- 神経伝達物質
- 筋骨格系からの感覚入力
- ストレス
- 睡眠
など多くの因子が関係します。
特に片頭痛では、単純な「血管が広がって痛い」という古典的説明だけでは不十分です。
そのため、
肩を揉んで血流を良くすれば片頭痛が治る
という説明は医学的に正確ではありません。
8. ストレス・自律神経と緊張型頭痛
ストレスは、
- 頸肩部筋緊張
- 睡眠の質低下
- 疲労
- 痛みへの注意
- 自律神経活動
などに影響します。
例えば、
精神的緊張
↓
肩をすくめる
↓
頸部筋活動増加
↓
首・肩の疲労
↓
頭部周辺の痛み
という経路が生じる場合があります。
ただし、これも、
自律神経が乱れた=緊張型頭痛
という一対一の関係ではありません。
自律神経は頭痛の背景因子の一つとして考えるほうが適切です。
9. デスクワークと肩こり頭痛
長時間のパソコン作業では、
- 頭部前方位
- 胸椎後弯
- 肩甲帯の固定
- 視覚負荷
- 長時間座位
- 精神的集中
などが組み合わさります。
2025年のシステマティックレビューでは、片頭痛患者に前方頭位、頸部可動域低下、頸部筋力・持久力低下などの違いが報告され、緊張型頭痛では頸部伸筋力低下がみられました。ただしエビデンスの確実性はいずれも非常に低く、姿勢異常が頭痛の原因であると断定できるものではありません。 (PubMed)
したがって、
姿勢は治療対象になり得るが、「姿勢が悪いから頭痛が起きている」という単純な因果関係ではない
と考える必要があります。
10. 緊張型頭痛が起こりやすい状態を分類する
| 要因 | 身体への影響 | 頭痛との関連 |
|---|---|---|
| 長時間座位 | 頸肩部への持続負荷 | 関連する可能性 |
| 視覚作業 | 眼・頸部の固定 | 頭痛の誘因になり得る |
| ストレス | 筋緊張・睡眠変化 | 関連 |
| 睡眠不足 | 疲労・痛覚調節変化 | 頭痛リスクに影響 |
| 食いしばり | 側頭筋・咬筋活動 | 頭頸部痛との併存 |
| 運動不足 | 筋力・持久力低下 | 間接的影響 |
| 同一姿勢 | 関節・筋負荷 | 症状増悪 |
| 不安 | 痛みへの注意 | 慢性化要因になり得る |
11. 緊張型頭痛の「締め付け感」はなぜ起こる?
緊張型頭痛の痛みは、
- ヘルメットをかぶっている
- 頭を帯で締め付けられる
- 頭全体が重い
と表現されることがあります。
これは、筋肉が物理的に頭蓋骨を締め付けているという意味ではありません。
痛みの知覚は、
末梢からの感覚入力
+
脊髄・脳での処理
+
痛みの閾値
+
心理的・環境的要因
によって決まります。
慢性化すると、中枢神経系の痛覚処理が変化し、より少ない刺激でも痛みを感じやすくなる可能性があります。
12. 片頭痛と「肩こり」の関係
片頭痛患者でも肩こりや首こりを訴えることは珍しくありません。
さらに、片頭痛発作前の**予兆(prodrome)**として、
- 首のこわばり
- 疲労
- 集中困難
- あくび
- 光・音過敏
などが起こる場合があります。ICHD-3でも、片頭痛の予兆として首のこわばりなどが挙げられています。 (ICH Develoment 3)
このため、
「首が凝った後に頭痛が来る」
という人が必ずしも「首の筋肉が頭痛を起こしている」とは限りません。
片頭痛の始まりとして首こりを感じている可能性もあります。
これは、整骨院などで頭痛を「肩こりだけ」と判断しないことが重要な理由の一つです。
13. 緊張型頭痛と片頭痛が併存することもある
ICHD-3では、緊張型頭痛と片頭痛は異なる疾患として分類されますが、一人の患者に両方が存在することがあります。
頻発性緊張型頭痛の解説でも、片頭痛との併存があり得るため、頭痛日記などを使って各発作を区別することが推奨されています。 (ICH Develoment 3)
つまり、
月曜日は締め付ける頭痛
金曜日は吐き気を伴うズキズキする頭痛
という場合、同じ「頭痛」として一括りにしないほうがよいでしょう。
14. 「肩こり頭痛」と言われたときに確認したいこと
以下を記録すると、頭痛のタイプを考える上で有用です。
- いつ始まったか
- 月に何日あるか
- 1回どれくらい続くか
- 両側か片側か
- 圧迫感か拍動性か
- 歩行で悪化するか
- 吐き気があるか
- 光がまぶしく感じるか
- 音がつらいか
- 視覚症状があるか
- 首肩こりの前後関係
- 睡眠時間
- 月経周期
- カフェイン
- 飲酒
- ストレス
- 鎮痛薬の使用日数
頭痛日記は、複数の頭痛タイプを区別する際に特に役立ちます。 (ICH Develoment 3)
15. 病院(頭痛外来・脳神経内科等)と整骨院・鍼灸院の役割
15-1. 頭痛そのものの診断は医療機関が中心
頭痛には、緊張型頭痛や片頭痛のような一次性頭痛だけでなく、
- 脳出血
- くも膜下出血
- 脳梗塞
- 髄膜炎
- 脳腫瘍
- 頭蓋内圧異常
- 動脈解離
- 側頭動脈炎
- 薬物関連
など、緊急性のある二次性頭痛もあります。
したがって、
新しく出現した頭痛をすべて「肩こり頭痛」と考えることは危険です。
16. 頭痛で医療機関を優先すべきレッドフラッグ
特に注意が必要なのは、
突然の激しい頭痛
「今まで経験したことがないほど突然の激痛」
神経症状
- 麻痺
- ろれつが回らない
- 意識障害
- 視力低下
- 強いしびれ
- 歩行障害
発熱・項部硬直
感染性疾患などを考える必要があります。
頭部外傷後
転倒・交通事故などの後に発症した頭痛。
性質の変化
以前とは明らかに違う頭痛、頻度や強度が急に増えた場合。
40歳以降に初めて出現する片頭痛様前兆
特に初回の神経症状では、片頭痛以外の疾患を除外する必要があります。ICHD-3も、初回の前兆や非典型的な前兆では一過性脳虚血発作などの鑑別が必要になることを示しています。 (ICH Develoment 3)
17. 緊張型頭痛は整骨院で改善できるのか?
ここは「できる」「できない」を単純に分けるより、何を対象にするのかを明確にする必要があります。
2023年のシステマティックレビューでは、緊張型頭痛に対する理学療法について15件のRCTを検討し、頭蓋・頸部・顎周囲を対象とした介入により、短期~中期的に頭痛強度や頻度が改善した研究が報告されています。一方、標準化された単一の理学療法プロトコルはなく、長期効果についてはさらに研究が必要とされています。 (PubMed)
2025年のシステマティックレビュー・メタ解析では、慢性緊張型頭痛について9件のRCTを解析し、頸肩部の筋力トレーニングや筋リラクゼーション、電気鍼などが頭痛強度・頻度・持続時間の改善と関連しました。 (PubMed)
したがって、
筋骨格系の問題が関与する緊張型頭痛では、運動療法・筋リラクゼーション・徒手的介入などが補助的な選択肢になり得ます。
ただし、
「頭痛の原因は肩こりだから肩を揉めば治る」
と単純化する根拠にはなりません。
18. 筋膜リリースと緊張型頭痛
筋膜リリースは、
- 後頭下筋群
- 僧帽筋
- 胸鎖乳突筋
- 側頭筋
- 頸部周囲組織
などの筋・軟部組織へ圧、滑走、伸張などを加える方法です。
その目的は、
- 筋緊張を調整する
- 圧痛を軽減する
- 頸部可動域を改善する
- 身体感覚を変える
などです。
2015年のレビューでは、緊張型頭痛に対して筋膜リリース、頸部筋のトリガーポイント、ストレッチ、マッサージ、頸椎・胸椎への徒手療法、姿勢・運動療法などが検討され、複数の研究で有意な改善が報告されています。ただし、多くの研究が複数の介入を組み合わせており、「筋膜リリースだけ」の効果を分離することは困難でした。 (PubMed)
この点は非常に重要です。
19. 「後頭下筋をほぐせば頭痛が治る」は正確か
後頭下筋群は頭頸部機能に重要ですが、
後頭下筋の硬さ
=
頭痛の原因
とは限りません。
また、頭痛患者では圧痛がみられることがありますが、それは頭痛に伴う痛覚過敏の結果である可能性もあります。
したがって、施術対象として後頭下筋を選択することはあっても、
「後頭下筋が犯人」という単一原因モデルにするのは適切ではありません。
20. 骨格矯正の位置付け
「頸椎の歪みを矯正すれば頭痛が治る」という説明は、頭痛の病態を単純化しています。
一方、首・胸椎・肩甲帯などの、
- 関節可動性
- 姿勢
- 筋緊張
- 運動制御
を評価し、動作を改善することは緊張型頭痛の補助的管理として検討できます。
2023年のレビューでも、頭蓋・頸部・顎周囲を対象とした理学療法介入が短期~中期の頭痛改善と関連しています。 (PubMed)
ただし、
骨を「元の位置に戻す」ことが頭痛治療の本質ではありません。
21. 鍼灸・本格短針・円皮鍼の位置付け
鍼灸では、
皮膚・筋への針刺激
↓
末梢神経への感覚入力
↓
脊髄・脳での疼痛調節
という神経生理学的な経路が考えられています。
2025年の慢性緊張型頭痛のメタ解析でも、電気鍼を含む介入が頭痛強度・持続時間などの改善に関連しました。 (PubMed)
ただし、
鍼灸で片頭痛そのものを治す
円皮鍼で頭痛の原因が除去される
という意味ではありません。
特に片頭痛では、必要に応じて医師による診断と薬物療法・予防療法などが重要になります。
22. 円皮鍼は何を目的に使うのか
円皮鍼は皮膚に貼付して持続刺激を行う小型の鍼です。
一般的には、
- 筋緊張
- 疼痛
- 過敏部位
などに対する補助的な刺激として利用されます。
しかし、
円皮鍼=緊張型頭痛治療
と決めつける根拠はありません。
また、頭痛が新しく出現した場合や急激に悪化した場合には、円皮鍼を行う前に医学的な鑑別が必要です。
23. EMS治療と頭痛
EMSは電気刺激によって筋収縮を誘発する方法です。
慢性緊張型頭痛では、頸肩部の筋力・持久力改善が治療戦略の一つとして研究されています。2025年のレビューでも、頸肩部筋力運動は慢性緊張型頭痛の頭痛強度・頻度の改善と関連しました。 (PubMed)
ただし、
EMSで筋肉を刺激すること
と
自分で頸肩部を使って運動すること
は同じではありません。
頭痛の再発予防では、単に受動的な刺激を加えるより、
- 姿勢
- 筋持久力
- 運動習慣
- 睡眠
- ストレス管理
まで含めて考えるほうが合理的です。
なお、現在確認できる茨木あゆみ鍼灸整骨院の公式メニューには、EMS治療は掲載されていません。
24. 緊張型頭痛の「根本改善」をどう考えるか
「根本改善」は広告で頻繁に使われる言葉ですが、医学的には「根本原因を完全に取り除く」という意味で一律に使えるものではありません。
慢性的な緊張型頭痛では、
① 頭痛の種類を確認する
↓
② 二次性頭痛を除外する
↓
③ 頸肩部・顎・姿勢などを評価する
↓
④ 痛みを調整する
↓
⑤ 筋力・持久力を改善する
↓
⑥ 日中の姿勢・活動を修正する
↓
⑦ 睡眠・ストレスを整える
という多面的な管理が合理的です。
25. 肩こりだけを治療しても再発する理由
例えば、
パソコン作業8時間
↓
頭部前方位
↓
首・肩の筋持久力不足
↓
夕方に筋疲労
↓
緊張型頭痛
というパターンがあるとします。
この場合、肩を揉むことでその日の痛みを軽減することは可能でも、翌日また8時間同じ負荷が加わります。
そのため、
手技
+
頸肩部運動
+
作業環境
+
休憩
+
睡眠
を組み合わせるほうが、「再発要因」に対応できます。
26. デスクワーク中の頭痛対策を生体力学的に考える
重要なのは、「完璧な姿勢」を何時間も固定することではありません。
むしろ、
同じ姿勢を長時間続けない
ことが重要です。
例えば、
- 定期的に立つ
- 肩を動かす
- 胸椎を伸ばす
- 画面位置を調整
- キーボード位置を適正化
- 休憩時に歩く
などがあります。
姿勢そのものより、姿勢の固定時間を短くするという視点も重要です。
27. 食いしばり・顎関節と緊張型頭痛
咬筋や側頭筋の緊張が強い人では、
- 顎の疲労
- こめかみの張り
- 顎関節症状
- 頭痛
が併存する場合があります。
ただし、頭痛と顎関節症の因果関係は単純ではありません。
したがって、
顎
首
肩
を一つの頭頸部機能として評価することは有用ですが、
「顎の歪みが頭痛の根本原因」
と断定することは避けるべきです。
28. 緊張型頭痛と片頭痛の鑑別をフローチャートで考える
Step 1:突然の激痛・神経症状がある?
→ ある:まず医療機関
→ ない:次へ
Step 2:ズキズキ・拍動性で日常動作で悪化する?
→ はい:片頭痛を考える
Step 3:吐き気、光過敏、音過敏がある?
→ はい:片頭痛を強く考える
Step 4:両側性で締め付けるような痛み?
→ はい:緊張型頭痛を考える
Step 5:首・肩・頭部周囲の圧痛がある?
→ ある:緊張型頭痛との関連を検討
ただし、これは自己診断用ではありません。
ICHD-3では診断基準を満たさない「probable migraine」「probable tension-type headache」などもあり、実際の診断では複数の頭痛タイプを区別する必要があります。 (ICH Develoment 3)
29. 茨木市・高槻市にお住まいの方へ
茨木市・高槻市周辺でも、
- オフィスワーク
- 在宅勤務
- 車通勤
- 電車通勤
- スマートフォン
- 長時間座位
- 育児
- 家事
- 睡眠不足
など、頭頸部に負荷がかかる生活があります。
例えば、
パソコン作業
↓
頭部前方位
↓
頸肩部筋の持続活動
↓
首・肩の疲労
↓
頭痛
というパターンがある人もいます。
ただし、この流れは「緊張型頭痛の原因を姿勢だけで説明できる」という意味ではありません。
頭痛の種類や医学的疾患を除外した上で、筋骨格系の要因を評価することが重要です。
30. 茨木あゆみ鍼灸整骨院の役割
茨木あゆみ鍼灸整骨院は大阪府茨木市園田町にあります。
公式メニューでは、
- 根本改善&再発防止整体
- 骨盤骨格矯正
- 保険施術
- 鍼灸
- 本格短針
- 円皮鍼
などが掲載されています。
公式サイトでは、慢性的な肩こり・腰痛・首の痛みなどについて、身体の状態を確認して施術内容を提案する方針が説明されています。これは院側によるサービス説明であり、その施術が頭痛疾患そのものを治療することを第三者が保証したものではありません。 (https://ayumi-seikotsuin.com/menu/)
緊張型頭痛が疑われ、なおかつ、
- 頸肩部筋緊張
- 胸椎の可動性低下
- 肩甲帯の運動制限
- 姿勢・運動習慣
- 筋力・持久力低下
などが併存している場合には、こうした筋骨格系の評価・コンディショニングが補助的に利用される可能性があります。
一方、新規の頭痛、急激な頭痛、神経症状を伴う頭痛については、整骨院での施術だけを優先するべきではありません。
31. よくある質問|緊張型頭痛・片頭痛・肩こり・整骨院
Q1. 肩こりが原因の頭痛は緊張型頭痛ですか?
必ずしもそうとは限りません。
緊張型頭痛では首・肩・頭部周囲の圧痛や筋骨格系機能の変化がみられることがありますが、片頭痛でも首こりや筋の圧痛が生じることがあります。 (PubMed)
Q2. 片頭痛と緊張型頭痛はどう見分けますか?
典型的には、緊張型頭痛は「両側性・締め付ける・軽度~中等度・運動で悪化しにくい」のが特徴です。
片頭痛は「片側性・拍動性・中等度~重度・日常動作で悪化し、吐き気や光・音過敏を伴う」特徴があります。 (ICH Develoment 3)
ただし両者が併存することもあります。
Q3. 後頭部を揉めば緊張型頭痛は改善しますか?
一時的な痛み・筋緊張の軽減が得られる可能性はあります。
理学療法・徒手療法については、緊張型頭痛の頭痛強度・頻度・機能への改善を示す研究がありますが、標準化された単一の「これだけで治る」手技は確立していません。 (PubMed)
Q4. 後頭下筋が硬いから頭痛が起きていますか?
原因の一つとして関与する可能性はありますが、断定できません。
頭部周囲の圧痛は緊張型頭痛だけでなく片頭痛でも増加しています。 (PubMed)
Q5. 片頭痛も整骨院で治療できますか?
片頭痛は一次性頭痛疾患であり、発作の診断・薬物療法・予防療法などは医療機関が中心です。
整骨院で首・肩の筋骨格系コンディショニングを行うことは別問題ですが、それによって片頭痛そのものを治療できるとは限りません。
Q6. 鍼灸は緊張型頭痛に効果がありますか?
筋緊張や疼痛に対する補助的な選択肢になり得ます。
2025年のメタ解析では、慢性緊張型頭痛に対して電気鍼や筋力運動、筋リラクゼーションなどが頭痛強度・頻度などの改善と関連しました。 (PubMed)
ただし、研究で効果がみられたことと、全患者に同じ効果があることは別です。
Q7. 骨格矯正で頭痛は根本改善しますか?
「骨格の歪み」を頭痛の唯一の原因と考えることはできません。
緊張型頭痛では頸部・肩周囲の筋骨格機能が関係する場合があるため、可動性や運動機能を整えることは補助的な意味を持ちますが、頭痛の診断そのものを置き換えるものではありません。 (PubMed)
Q8. EMSで肩こり頭痛は改善しますか?
EMSは電気刺激によって筋収縮を起こす方法です。
慢性緊張型頭痛では頸肩部筋力運動が有効となる可能性がありますが、EMSがそのまま頭痛の標準治療になるわけではありません。 (PubMed)
また、現在確認できる茨木あゆみ鍼灸整骨院の公式メニューにはEMS治療の掲載はありません。
Q9. 頭痛が毎日のようにあります。肩こりのせいですか?
月15日以上の頭痛が3か月を超える場合、慢性緊張型頭痛や慢性片頭痛などを含めた医学的評価が必要です。ICHD-3では、慢性緊張型頭痛と慢性片頭痛はそれぞれ具体的な診断基準が定められています。 (ICH Develoment 3)
また、薬の使用頻度によっては薬物乱用頭痛が併存する場合もあります。
Q10. 突然ものすごく痛い頭痛でも肩こりだと思っていいですか?
いいえ。
「突然発症した非常に強い頭痛」は、くも膜下出血などの二次性頭痛を含めて緊急疾患を除外する必要があります。
このような場合は整骨院での施術より医療機関での評価を優先します。
32. まとめ|「肩こり頭痛」だから肩だけを揉む、では不十分
緊張型頭痛と片頭痛は、どちらも「頭痛」という同じ症状を呈しますが、病態は同一ではありません。
典型的な緊張型頭痛では、
両側性
締め付けるような痛み
軽度~中等度
日常動作で悪化しにくい
という特徴があります。 (ICH Develoment 3)
一方、片頭痛では、
拍動性
中等度~重度
身体活動で悪化
吐き気
光・音過敏
などが特徴になります。 (ICH Develoment 3)
ただし、実際には、
片頭痛+首こり
緊張型頭痛+肩こり
片頭痛+緊張型頭痛
のように複数の問題が同時に存在することがあります。 (ICH Develoment 3)
そのため、
「頭痛がある=首が悪い」
「肩こりがある=緊張型頭痛」
「首を矯正すれば頭痛が治る」
という単純な説明は適切ではありません。
特に片頭痛では、首こりが頭痛の前兆として現れる場合があります。ICHD-3では、片頭痛の予兆症状として首のこわばりなどが挙げられています。 (ICH Develoment 3)
つまり、
首が凝る
↓
頭痛が起こる
だけでなく、
片頭痛が始まる
↓
首が凝ったように感じる
という逆方向の可能性もあります。
この違いを理解しないと、片頭痛患者に対して「肩こりが原因だから肩をほぐせばいい」という不適切なアプローチを繰り返すことになります。
一方で、緊張型頭痛については、頸部・頭部周囲の筋骨格系との関連を示す研究があります。
2023年のシステマティックレビューでは、頭蓋・頸部・顎周囲を対象とした理学療法介入により、緊張型頭痛の強度や頻度が短期~中期的に改善する研究がまとめられました。 (PubMed)
2025年のメタ解析でも、頸肩部筋力運動、筋リラクゼーション、電気鍼などが慢性緊張型頭痛の頭痛強度、頻度、持続時間などの改善と関連しました。 (PubMed)
したがって、整骨院・鍼灸院が関与し得るのは、
頭痛そのものを何でも治すこと
ではなく、
緊張型頭痛に関連して存在する可能性のある頸肩部の筋緊張、運動機能、姿勢、筋持久力などを評価し、補助的に改善を図ること
と考えるのが適切です。
茨木市・高槻市で「頭痛」「肩こり」「首こり」を理由に整骨院を利用する場合にも、まず頭痛の種類を確認し、必要に応じて医療機関で診断を受けることが重要です。
そのうえで、緊張型頭痛と考えられ、頸肩部の筋骨格系要因が併存している場合には、
筋膜リリース
徒手療法
頸部・肩甲帯の運動
姿勢・作業環境の調整
鍼灸
などを組み合わせる考え方があります。研究上も、複数の理学療法的介入を組み合わせた研究が多く、単一手技の万能性は確認されていません。 (PubMed)
茨木あゆみ鍼灸整骨院では、公式情報上、
- 根本改善&再発防止整体
- 骨盤骨格矯正
- 保険施術
- 鍼灸
- 本格短針
- 円皮鍼
などが掲載されています。
これらは、首・肩・背中などの筋骨格系コンディショニングを考える際の補助的な選択肢です。院側が説明する施術方針と、医学的に確立された疾患治療のエビデンスは区別する必要があります。 (https://ayumi-seikotsuin.com/menu/)
また、現在確認できる公式メニューではEMS治療は掲載されていません。
最も重要なのは、
「頭痛の種類を見極めること」と「首・肩の状態を評価すること」を別々に考え、必要な部分だけを組み合わせることです。
緊張型頭痛なら筋骨格系への介入が役立つ可能性があります。
片頭痛なら頭痛専門医療による診断・治療が重要です。
突然の激痛、神経症状、意識障害、発熱、視覚異常などがある場合は、どちらにも分類する前に二次性頭痛の除外が優先されます。
「肩こり頭痛」という日常的な言葉の背後には、複数の異なる頭痛疾患が存在します。
そのため、頭痛の根本改善を考える第一歩は、
「どこを揉むか」ではなく、「これは何の頭痛なのか」
を見極めることです。
33. 本記事の根拠・調査事実・考察・情報の信頼性
調査した事実
国際頭痛分類第3版(ICHD-3)は、一次性頭痛を片頭痛、緊張型頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛群などに分類し、二次性頭痛についても外傷、血管疾患、感染症、眼・耳・鼻・歯・頸部など多様な原因を分類しています。 (ICH Develoment 3)
緊張型頭痛は、典型的には両側性、圧迫・締め付けるような痛み、軽度~中等度、通常の身体活動によって悪化しにくいという特徴があります。頻発性緊張型頭痛は月1~14日程度の発作が3か月を超えて続くもの、慢性緊張型頭痛では月15日以上の頭痛が3か月を超えて続くことが基準になっています。 (ICH Develoment 3)
片頭痛は、前兆のないタイプでは4~72時間の発作、片側性、拍動性、中等度~重度、日常活動による悪化、吐き気・嘔吐または光・音過敏などが診断基準に含まれます。 (ICH Develoment 3)
片頭痛の前兆では、視覚、感覚、言語などの完全に可逆性の神経症状が徐々に出現する場合があり、典型的には各症状が5~60分程度持続します。 (ICH Develoment 3)
2025年の頸部筋骨格系機能に関するシステマティックレビュー・メタ解析では、片頭痛や緊張型頭痛患者に前方頭位、頸部可動域・筋力の低下、筋の圧痛やトリガーポイントなどが報告されました。ただし研究結果の異質性が大きく、確実性は非常に低いと評価されています。 (PubMed)
頭部周囲の圧痛については、2021年のシステマティックレビュー・メタ解析で、緊張型頭痛だけでなく片頭痛でも健康者より圧痛が高いことが示されています。慢性緊張型頭痛では特に差が大きく、圧痛が頭痛疾患に共通してみられることが示唆されています。 (PubMed)
2023年の理学療法に関するシステマティックレビューでは、緊張型頭痛に対する15件のRCTを検討し、頭蓋・頸部・顎周囲への介入が短期~中期の頭痛強度・頻度の改善と関連しました。一方、標準化された単一の理学療法プロトコルは確立しておらず、長期効果についてはさらなる研究が必要とされています。 (PubMed)
2025年の慢性緊張型頭痛に対する理学療法のメタ解析では、9件のRCTを対象とし、頸肩部筋力運動、筋リラクゼーション、電気鍼などが頭痛強度・頻度・持続時間の改善と関連しました。 (PubMed)
手技療法についても、成人の緊張型頭痛に対するシステマティックレビューでは、痛み、頻度、障害、生活の質、頭頸部可動域などへの有益な効果が報告されていますが、特定の一つの手技が他より明確に優れているとは示されていません。 (PubMed)
本記事における考察
本記事では、
緊張型頭痛=筋肉のコリ
という単純な説明を避けました。
緊張型頭痛と筋骨格系機能には関連がありますが、因果関係は一方向ではありません。
また、
首こり→頭痛
だけでなく、
片頭痛の予兆→首こり感
という逆方向の可能性もあります。ICHD-3では片頭痛の予兆症状として首のこわばりなどが記載されています。 (ICH Develoment 3)
そのため、頭痛患者に対する整骨院・鍼灸院のアプローチでは、「首や肩が硬い」という所見だけから頭痛の種類を決めることは適切ではありません。
整骨院・柔道整復師について
柔道整復師による施術は、健康保険制度上、外傷性の骨折、脱臼、打撲、捻挫などが中心であり、単なる慢性的な肩こりや筋肉疲労は健康保険の対象外です。
そのため、慢性頭痛や肩こりに対する自費の整体、筋膜への手技、骨格矯正などと、保険による柔道整復施術は制度上区別する必要があります。
また、頭痛そのものの診断は整骨院の専門領域ではありません。
特に初めて経験する激しい頭痛、急激に悪化する頭痛、神経症状を伴う頭痛などでは、医療機関での評価が優先されます。
当院について
茨木あゆみ鍼灸整骨院の公式メニューには、現在、根本改善&再発防止整体、骨盤骨格矯正、保険施術、鍼灸、本格短針、円皮鍼などが掲載されています。
公式サイトに記載されている施術方針・効果は院自身による説明であり、医学的な診療ガイドラインや第三者研究によって同等の効果が保証されていることを意味しません。
また、今回確認した公式メニューにはEMS治療の掲載はありません。したがって、当院が現在EMS治療を提供しているという記載はしていません。
情報の信頼性
緊張型頭痛と片頭痛の鑑別基準:高
ICHD-3という国際的な診断分類に基づいています。 (ICH Develoment 3)
首・肩の筋骨格系と頭痛の関連:中程度
複数のシステマティックレビューがありますが、研究の異質性が大きく、筋骨格系の異常が頭痛の直接原因であると断定できません。 (PubMed)
緊張型頭痛に対する徒手療法・運動療法:中程度
複数のRCTとシステマティックレビューがありますが、介入内容は多様であり、単一の「万能手技」は確立していません。 (PubMed)
鍼灸・電気鍼:中~限定的
慢性緊張型頭痛について改善を示すメタ解析がありますが、治療方法・患者背景・比較対象が異なり、すべての頭痛に同じ効果が得られるとはいえません。 (PubMed)
骨格矯正・EMSによる頭痛の「根本治療」:限定的
頸肩部の筋力、可動性、身体機能への補助的アプローチとしては考えられますが、片頭痛や二次性頭痛を治療する標準的手段とはいえません。
総合的な信頼性:高~中
ICHD-3の診断基準、2023~2025年のシステマティックレビュー・メタ解析を中心に構成しています。特に、「肩こりがあるから緊張型頭痛」「片頭痛でも首こりがあるから筋肉が原因」といった一方向の説明を避け、頭痛疾患そのものの鑑別と、整骨院・鍼灸院で扱える筋骨格系要因を分離して整理しています。
長引く腰痛や肩こり、どこに行っても改善しないお身体の不調はお任せください
茨木あゆみ鍼灸整骨院では、12年以上の豊富な臨床経験に基づく確かな技術で、皆様のお身体をサポートいたします。
無理な姿勢矯正を強要せず、骨格矯正をベースにしたアプローチで、痛まない身体づくりへの体質改善が期待できます。

